2013年9月15日 (日)

松田美緒&ビスコイット・グローボ@郡山PeakAction

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パソコントラブル等で間が開きましたが、先日の
松田美緒&ビスコイット・グローボ@郡山PeakAction、
素晴らしかった~。

メンバーは昨年と同様、
松田美緒vo鬼怒無月佐野篤b,g.voヤヒロトモヒロperc の4人。

昨年は結成間もなかったので手探り感も若干あったのですが、結成1年を経てメンバー各人の演奏の素晴らしさは言うまでもないですが、バンドとしてのカタマリ感は今回のほうがはるかに上でした。

それにしても素晴らしくデトックスされる音。

高い空と照りつける日差し。深い森の静けさ。青い海を渡る風の匂い。そんな諸々があのピークアクションの空間に充満しちゃうんですよ。ホントよ。。。
本当に音楽を愛する人にこそ生で観てほしい・・・。

近日、メンバーの許可を戴けたら動画をyoutubeに上げたいと思いますのでご期待ください。基本、商売っ気ない人たちなんでプロモ用の動画も作ってないのよね。そこで、去年のライブ映像から不肖アタクシがダイジェストで作ってみました。それまではこちらでお楽しみください。

松田さんが秋からまたしばらく南米に渡るとのことでしばしお休みの模様ですが、実は鬼怒さん佐野さんヤヒロさんの3人でビスコイット・トリオというユニットも密かに始動しております。

今回のツアー中1日だけ松田さんが別仕事あり、いわきのQUEENでビスコイット・トリオが実現した模様です。郡山のサウンドチェック時にそれ用のリハ的な事をやっていたのですが、いやスゲエ~。こちらも楽しみです。

ウチアゲで音楽食堂SESSIONに行きいろいろお話伺ったんですが、松田さんのいろんなエピソード(「運」が向こうからネギしょってやって来る的な。まあ平たく言うと『持ってる』人なんですね。)凄いな~。SESSIONのトオルちゃんの芸風、メンバーにもバカウケしておりました。

◆◆◆◆◆

その数週間後には、佐野さんのリーダーバンドKINGも再びピークアクションへ登場。メンバーは
佐野篤g,vo,perc/ 佐野聡tb,perc,津田悠佑b,vo,perc田中諭志ds,percの4人。
前回は自分のライヴと重なって前半しか観られなかったのですが、今回はフルで観戦。
ビスコとはまた違った深いアンサンブル。
篤さんのスモーキィな渋い歌がメインなのですが、歌と伴奏とかいう概念を超えて、もっと渾然一体となった音楽です。魅惑のポリリズム、いぶし銀のボーカル、意識の開放。とにかくスンゲ~です。
超絶ですがゆったりしている。
S-KENさんのバンドで初めて見たときも佐野さんの極太ベースには驚愕しましたが、基本が太い人は何やっても太いんだな。。

2012年6月 8日 (金)

世界を繋ぐ歌。

5/29(火曜)【松田美緒&ビスコイット・グローボ

ご来場の皆様ありがとうございました。
出演:松田美緒&ビスコイット・グローボ
(松田美緒vo / 鬼怒無月g / 佐野篤b / ヤヒロトモヒロperc)

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会場は、震災でビルごと解体になり、移転新生なった郡山PeakAction!
鬼怒さんヤヒロさんには何度も旧ピークアクションで演奏していただきましたが、震災後に移転復活した新しいピークアクションでの公演ということで感慨ひとしおです。

松田さん佐野さんは郡山お初ですが、僕も昔某バンド時代に佐野さん擁するS-KENさんのバンドと2,3度タイバンしてて、その強力極太ベースに腰抜かした経験が。
(しかもピークアクション渡邊くんの専門学校時代のアンサンブル授業の講師だったとの事!)
松田美緒さんは、その素晴らしい歌声は耳にしておりましたが、生で拝見するのは初めてです。一昨年の福島のオニミオ(鬼怒無月g+松田美緒vo)は行けなかったんだよね~。
ピーク渡邊くんは、ドス・オリエンタレスの時にもPAオペを担当しているので今回も。
全員が自分で余韻や空気感もコントロール出来る達人揃いなので、PAも通常よりドライめにとの注文が。
リハで軽く音出してる時点で既に鳥肌・・・・というかエクスタシ~。。

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本番はというと、それはもう素晴らしいライヴでした。
松田さんの歌も素晴らしかった。
も~、ものすごい多幸感とデトックス感。ココロ洗われまくりです。
とにかく音楽愛に溢れまくり。熱いけど涼しい、というか空が高い感じ^^。
佐野さんのオリジナルや美空ひばりの曲までビスコイット・グローボ流にアレンジして聴かせます。
鬼怒さんはエレキとガットギターの持替えで、絶妙なバッキングを。流石のプレイです。
佐野さんはベースとギターを持替えでコーラスも。柔軟でセクシーなベースラインも素晴らしいです。
休憩を挟んで2ステージ、がっつり堪能させていただきました。

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ヤヒロさんは今回はパール(以前モニターしていたマイネル社が代理店撤退によりパール楽器のモニターになりました)のトラベルコンガ、ジャンベにシンバル類、カホンと小物というシンプルな楽器構成でしたが、楽器がシンプルだと逆にセンスが際立つというのが達人の凄いところで。

ヤヒロさん鬼怒さん関係のライヴにハズれ無しですが今回も凄かった^^。
何よりもその情熱に毎回感動させられまくりです。

そして、ピークアクション同様に震災・津波の被害に遭った石巻のライヴハウスLaStradaの相澤トモちゃんとも再会。

7月には鬼怒さんはザバダック(吉良知彦+小峰公子)のサポートで東北ツアーです。
(ちなみに小峰さんは郡山出身です^^。)

ZABADAK+鬼怒無月ライヴは
7/7 郡山Bigアイプラネタリウム、
7/8 石巻LaStrada。 http://bit.ly/jY4nIt

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2008年11月21日 (金)

11/21(金)GAIA CUATROガイア・クアトロLIVE!!

11/21(金)GAIA CUATRO(ガイア・クアトロ)のライヴ終了いたしました。

ご来場の皆様、ありがとうございました。

member:
金子飛鳥violin 
ヘラルド・ディ・ヒウストpiano
カルロス・ブスキーニbass
ヤヒロトモヒロpercussion

郡山初ガイアクアトロ、素晴らしかったです。
メンバー各人のプレイの素晴らしさもさることながら、下手なプログレも裸足で逃げ出す複雑なコンストラクションの楽曲なのにこの自由な感じはなんだろう?
とにかくブレません。音もキモチも。
光差す高みへ鳥が飛翔するかのような至福のアンサンブル。
あっしがクダクダ書くよりも
まあ百聞は一見に如かず、です。動画をどーぞ。

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何度も観ている方によると「今日は特に良かった」とのこと。
それだけに動員数の少なさが悔やまれる。。。(凹)

金子飛鳥さんのヴァイオリンを超至近距離で観られる機会というのもなかなか無いけど、やはり素晴らしかった。歌も初めて聴いたけど良い。MekonZooやAdiはよく聴いていたので、CD持ってってサインしてもらえば良かったにゃー。
ヤヒロ師匠は先日のウーゴ・ファトルーソkeyとのデュオの時と近い感じのセットでしたが、REMOのモジュラードラムが目を引きます。

しかしベースもピアノも凄かった。奇数拍子を感じさせない柔らかなグルーヴが新鮮でした。
Pianobar ピアノのヘラルドさんの鍵盤の上に何か光るものがあったのに気付いた?コレは、MoogのPianobarというモノで、座るとお酒が出てくる。。。。。失礼しますた(笑)。。。。鍵盤の動きを感知するセンサーで、これで附属の音源を鳴らせるのです。初めて見ました。
カルロスさんの使用していたエレクトリック・アップライトベースは西嶋徹くん(昨日はハカセ太郎のバックで文化センターに来てたはず・奇しくもネルヴィオメンバーのうち3人が1週間の内に郡山に集結するという事態に)からの借り物だそう。

Ca284538とにかくもうタマシイ震える素晴らしい演奏でしたー。

2度のアンコールにも応えていただきました。(ヤヒロ師匠からは「又来ますから、次回はココにいる人1人が3人づつ連れてきてください!」と宿題が。)

お手伝いしてくれたセキーネ君、Pアクションスタッフのみなさんありがとうございました!

2008年9月11日 (木)

9/11(木) ★ウーゴ・ファトルーソ&ヤヒロトモヒロDUOライヴ★

まさに「南米大陸が嫉妬する」ライブになりました。。。!
いや凄かった。 ご来場の皆様に御礼申し上げます。 Hugoyahirotourflyer3
ウーゴ・ファトルーソkb,voとヤヒロトモヒロ師匠percのデュオライヴ、昨日の郡山が初日でした。
ウーゴさんと言えばやはり70年代のOPAでの活動が有名です。当時ブラジルのアジムスやデオダートなんかと一緒にFMのクロスオーバーイレブンでよく掛かっていました。当時中学生だった僕もけっこう聴いていたのです。 同じ頃、お父さんの仕事の関係でカナリア諸島にいたヤヒロ少年も出稼ぎツアーに来ていた南米のミュージシャン達からOPAを聴かせてもらっていたとのこと。
そんな訳で『。。。自分が少年時代からずっと聴いて来たアイドルというか、素晴らしいマエストロと共演できる。。。もうこの上ない歓びですよ。』 86年にジョイスg,voの紹介で知り合ったそうですが、その後も瀬木貴将(サンポーニャ&ケーナ)のSuperSessionなどでも共演してますね。昨年ウーゴさんと2人でツアーを廻り、今回発売になった『Dos Orientares』を録音したわけです。
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で、ツアー初日となった郡山ですが、結果から言うと実に素晴らしいライヴでした。
ウーゴさんのキラメキに満ちたピアノとメロウなスキャットにノックアウト。八尋さんもいつものヨユ~のプレイとまた違った真剣そのものの表情。20何年追っかけてますが今まで見た事の無いヤヒロさんの貌でした。(パンデイロ凄かった!!)
Hugoyahiro2 更にウーゴさんのカンドンベ(ウルグアイの伝統的な太鼓)が加わると物凄いグルーヴ。どういうポイントで廻っていくのかよく解らんですが、ゴロンゴロン大岩が転がっていくような下半身からグイグイくるグルーヴ、至福としか言いようが無いです。
客席も大盛り上がりでした。
昨日会場で合流して録音以来初演奏でアレですから、ツアー終盤はどんなオソロシイことになるのやら。。。。。 絶対観たほうがいいですよ、このツアー。
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★先日、2人のCD「DOS ORIENTALES」がオーマガトキレコードよりリリースされました。

いやー強力です!是非ご一聴を!
↓ポチッとしてください。天国が貴方の目の前に!
ここで視聴できます

★毎日新聞にヤヒロさんのインタビュー記事が掲載されました。
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さらに!
◆  NHK-FM セッション2008:『ヤヒロトモヒロと南米の音楽仲間』     
10/19(日) 22:00~22:55 / 再放送10/24(金) 10:00~10:55
◆  NHK-教育テレビ 「テレビでスペイン語」放映       
ウーゴ・ファトルーソのインタビュー       
トリオ・ファトルーソ+ヤヒロトモヒロ LIVE映像       
9/11(木) 午後11:30~11:55 / 再放送 9/16(火) 午前6:00~6:25        
再々放送 2009年3/12予定

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来れなかった人はコレ見て後悔してください。。。マエストロ・ウーゴ氏はヒジョ~に気さくな方でした。左からウーゴさん・ワシ・Pアクションスタッフナベちゃん・同じく辻オ君。

2007年7月 6日 (金)

眼福!★坂田明YOSHI!ライヴ

★★★ご来場ありがとうございました★★★
Sakataposter1昨日7月6日(金)はPEAK ACTIONにて坂田明asさんの新ユニット坂田明YOSHI!(ヨシ!)ライヴでした。

しかし、のっけから「人間、なーにをやっても別に良いんですがね。」に始まる坂田さんの一連のMCは飄々としていながら深い内容ですよコレは。(自由というものが如何に不自由なものかという命題ですな。)心をもみほぐされたような感じです。
Yoshi1坂田さんの演奏は飛び飛びにですが20数年前から何度も見ていますが,以前よりも艶を増した音色が歌心を感じさせましたね。故・たこ八郎に捧げた「Ballad for TACO」は美しい曲でした。(ウルウル来てる女性も数名客席に。)鬼怒無月guitar、バカボン鈴木bass、ヤヒロトモヒロpercussionという豪腕メンバーですが。それにしても豪腕すぎる(笑)。リハからもう鼻血ブーな物凄い演奏でした。僕のバンドのベーシストじょうぢ君曰く「上手すぎて参考にできん(凹)。。。」。はははは。
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演奏のほうは緩急織り交ぜたメリハリある素晴らしいもので、客席からも感嘆の声しきり。流石の僕もアゴ外れそうな素晴らしい演奏、実にシビれました。しかし今回、なんといっても静かな曲があまりにも美しく、感動しました。本当に深い、心の底に響くような演奏でした。これは技術的なことを超えたトコでの凄みとしかいいようがありませんね。ほんとにスゴかった。。鬼怒さんgとバカボンさんチャップマン・スティック(両手タッピングで演奏する多弦楽器)のインプロから始まる曲では徐々に手数が増えていき、ヤヒロさんのパーカッションも交えて彼方から此方へと音像が飛び廻る。スゲー。後で坂田さんに「アレ、着地点は決まってんですか?」と訊いたら「いや?実はなーんも決まっとらんのよ。オレも周り見て入ってんのよ。」との事。流石です。
最後はH・マンシーニの「ひまわり」でメロウに。ウルウルきました。いい曲だなー。いい演奏だなー。なんかシヤワセ。
2度のアンコールにも応えていただき、感謝感激です!

Uchiagejpgウチアゲはラストワルツに流れ、和やかに。メンバー&スタッフの皆さんに加え東京からいらしたTさん(お団子ありがとうございましたm(_)m)、福島のカフェ「風と木」ライヴスタッフYさん、ABE=C、オレというメンツで。ココで実はYさんがABE=Cの幼馴染みのお姉さんということが発覚。いやあ世間は狭いのお。。。
そして12時を廻った頃、ケーキが登場。7/7は鬼怒無月43歳の誕生日ということでお祝いを。みんなでハッピーバースデイを唄う。おめでとうございます!
ウチアゲでの話も、ヒジョーにためになる面白い話ばかりでした。

Yahiroushiroヤヒロトモヒロ大師匠の今回のセッテイングはマイネルのジャンベ(「コレ、かなり良いよ!」とのこと)を中心にフロアタム化したボンボ、シンバル数枚、椅子兼用のカホン、鳴り物多数にウドゥ(壺ドラム)。ボサノヴァライブの時と比べるとシンバルが増えているのと、電気楽器が多いので音抜けを考慮したセレクションになっている模様。

さらにお知らせが!
ヤヒロさん+バカボンさんライヴ情報
7/28(土)福島・風と木
JAWANGO TRIO (岡本博文g、バカボン鈴木b、ヤヒロトモヒロperc)
18:30open  19:00start  前売4500円(当日5000円)
関西No.1ギタリスト岡本博文さんとバカボンさん、ヤヒロさんとのトリオ!

 ヤヒロトモヒロ ワークショップ 
 「リズムはことば ~打楽器で世界旅行~」

7/29(日)場所:霊山こどもの村(024-589-2211)
am10:30~12:00  pm1:30~3:00
※親子揃ってお楽しみ下さい!!なななんと無料です!

2006年7月13日 (木)

中村善郎BossaNovaLIVE!

7月7日(金)

Edthigpen594p_l 仙台で仕事関係の会合。ちょっと楽器屋さんに寄って、リーガルのエド・シグペンモデルのナイロンブラシをゲット。いいです、コレ。ルックスに反してかなり万能なシロモノですね。スウィープはいいけどタッピングがどうも。。。って人はコレで練習した後ワイヤーブラシで演奏すると、アラ不思議、スムーズにタッピングできます。さすが達人シグペン。こうなるとワイヤーの方のシグペンモデルも試してみたくなるな。。。。
会合終了後キャバクラに流れる皆を横目にスルリと抜け出し、旧友S君夫妻と呑み会。さらにライヴハウスennに流れ、ライヴで来ていた堕天使遠藤君・hiro殿下、衰退羞恥心>マコピーと合流。いや久々に呑んだ呑んだ。午後6時から深夜2時まで呑みっぱなし。わはは。
翌日、流石に2日酔い。アイタタ。帰る途中福島市内の現場を見に行ったら土砂降り。カフェ「風と木」に避難してチャイをすする。2日酔いも回復。ここはいつ来てもナゴめますね~。

Nakamurawaltz17月12日(水)
郡山ラストワルツでボサノヴァのマエストロ・中村善郎g,voさんのソロライヴ。
昨年はpercのヤヒロトモヒロさんとのデュオでしたが、今回はソロでしっとりと。
素晴らしいライヴでした。ギター1本と唄だけで2時間持たす強力ライヴです。。中村さん、唄もさることながらギターもゴイスです。9月発売の新譜はギターインスト集とのことで楽しみ。お客さんも皆ご満足頂けたようで嬉しいです。もう空気の掴み方が違いますからね。涼しく流れる河の流れに身を任せていい気分です。と思いきやボサノヴァ版My Blue Heavenやオリジナル曲なんかも。郡山での演奏は毎回ディープになるのは何故でしょうかね?
今日は僕のマイクを持ち込んでみました。Vo用にはAUDIXのOM3、ギター用にベリンガーのコンデンサーマイクC2.。結構クリヤな音になりましたね。特にギター。AUDIXはシュアSM58に比べても2目盛くらいゲインが大きくて声も太い感じになります。男性ヴォーカルには合ってるかも。
Nakamurawaltz2 ウチアゲもそのままLASTWALTZさんで。お店の入ってるビルのオーナーさんが実はオカンの友達の弟さんでビックリ。この方は去年も来て頂いてたんでした。2時過ぎまで呑んでていい気分で帰途に着きました。
ご来場いただいた皆様、LASTWALTZスタッフの皆様、その他関係各位さま、ありがとうございました!数は少なくともモノホンの音楽をお届けできるように今後とも頑張ります!m(___)m

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中村さん、ボサノヴァギターの教則本も上梓されてます。去年出た「ボサ・ノヴァ・ギターが弾ける本」に続き「CD付 はじめてのボサノヴァギター」というのも先日出ました。ギターやってる方はチェケラ!

2005年10月 8日 (土)

COILのライヴで昇天。

Peakactiongig10/16COILライヴ@郡山ピークアクション、無事終了いたしました。
ご来場の皆様ありがとうございました。はるばる東京や仙台からおいでくださった方も多数いらっしゃったようで、鬼怒ファン恐るべしです。
鬼怒無月g、早川岳晴b、中山努kb、田中栄二dsからなるCOILですが、鬼怒さん自身「充実したツアーだった」と語っていた通りの素晴らしい演奏でした。も、鼻血出そうです。流石に百戦錬磨のツワモノたちですから演奏自体悪いわけがないんですが、「バンド」ならではのマジックというか+α感は凄いものがありました。
ds田中氏には今回は僕の青いTAMAスタクラのセットを使ってもらいました。予想に違わず素晴らしいドラマーでしたねー。(あの鬼怒・早川両氏と渡り合うんですからタダモノでないのは判っていますが。)最後のドラムソロでの雄叫びはカッチョ良かったです。「オレ、あの田中栄二に楽器貸したんだぜ」と自慢できる日もそう遠くない事でしょう。
個人的にはkb中山さんのオルガン、センスの良さが光る演奏にいっぺんでファンになりました。カッチョい~。オルガン1本であれだけバリエーションをつけるのはテクニシャンのみの成せる技ですよ。
早川さんの超絶極太ベース(いつものイバニーズMC)もドスが効いてて素晴らしいです。ベースだけでビートがズンズンとキますです。もう脱帽です。最近は自転車に乗って鍛えられてるようで、20年前にどくとる梅津バンドで来郡の時よりも若々しいような気が?
そしてg鬼怒無月選手はもうバッチリ。ヴァンザンドの青いストラト(wildlifeのジャケのアレね)で弾き倒しておりました。無尽蔵に出てくるフレーズの豊かさはCD以上にゴイスです。アコギも聴きたかったのですが、今回はエレキのみで通してました。
Posterweb細かいセットリストはヘビー鬼怒ウオッチャー・eijiさんのブログにお任せするとして、2時間にも渡ろうという熱演、本当にスゴかった。。。魂を悪魔に売ってます、この人たち(笑)。
お客さんの入りがいまひとつだったのはワタシの不徳のいたす所ではありますが、本当はバンドやってる若い子たちにこそこういうホンモノを観て欲しいんですよね。(何人かは観に来てくれて凹んで帰っていきましたが。)
鬼怒氏と話してると、あれだけのミュージシャンなのに「自分なんぞまだまだ」と思ってるフシが言葉の端々に伺えます。自分と同世代のミュージシャンのこういう姿を見せてもらうと、本当に勇気付けられます。オレも精進精進!
COILの皆様、Pアクションスタッフの方々、手伝ってくれたマオ君、お疲れ様でした&ありがとう!!

2005年8月31日 (水)

ヤヒロトモヒロpercさんのパーカッション道場終了!

Yahiroworkshop8月30日(火)、郡山LASTWALTZにて、ヤヒロトモヒロさんのパーカッションワークショップを開催いたしました。参加人数15名。快く場所のご提供をしていただいたイズミさんはじめLASTWALTZの皆様、ありがとうございました!
●いやあー、かなり目からウロコな内容でした。まずフォームというか基礎打ちからです。体の動かし方とビートの関係をカシシを振って説明。どうしても僕らドラマーは拍を点で捉えがちですが、振りモノで刻んでみる事で拍の長さというか深さを体感することができます。僕らがやるとどうもダメダメなんですが(ドラマーはヘタに手首を使ってしまい、ブレる)、ヤヒロさんが振るとちゃーんと太いビートが出るのです。世界のドラマーと日本人で何が違うかって、やはりビートの太さと深さです。エルヴィン・ジョーンズなんかはその最たるものです。このトレーニングは有効ですよ。やってみると如何に自分の体からビートが出てないか判ります。更に左右のバランスも。弱い左手につられてアンバランスな体の使い方になってるよオレ。
んで、プロとアマの違いが実はこの叩いてない部分にあると。プロはフォームが一定=>ということは倍音を含む音質が一定=>叩いてない部分の空気感が一定=>キモチE。ということなのです。
んー、深い。深いなぁ。

Yahirowsmoyou●ジャンベでの参加者が多かったので、この基礎打ちも。これが参加ドラマー勢総崩れで(笑)。いかにワシらドラマーがスティックやヘッドのリバウンドに頼っているかが心底わかります。まずちゃんと腕が振れてない。手首を入れちゃってストロークの道筋がブレる。スラップ音を出そうにも上腕の筋肉が弱いので充分なテイクバックが取れず、変な倍音が出ちゃう。ヤヒロさんのように甘くも鋭いトーンがなかなか出ないのですよ!ベース音とオープンとスラップのパターンをやるんですが、まるでダメ(笑)。「えと、次どっちだっけ」とか考えが入った時点でアウトです。固まります。これは宿題ですね。ちょっと教えてもらったくらいで簡単にできるようになるもんではありません。

●実践的なレクチャーの合間には、ヤヒロさんのリズムに対する考え方を聞かせてもらえました。ヤヒロさんご自身はブラジル音楽から入ったとのことですが、やっぱりアフリカのリズムはクラシックだ、ということに気付き、何度かアフリカに渡って勉強されているとのこと。クラシック、というのはつまり実は物凄くシステマチックに構築された世界だということ。太古の昔からコール&レスポンスで「こう来たらこう返す」というのが決まってるワケで、殆どのアフリカンドラマーたちは一生伴奏しかできないんです。そんな中でほんの一握りの選ばれたマスタードラマーだけがソリストとして自由な演奏をできるのです。
そんな話や「日本のドラム教育は間違ってるよねえ」話、いろんな楽器でやるけど声色変えてるようなもので喋ってることは同じなんだという話、如何にシンプルなパターンでカッコ良く聴かせるかという話、等々。。。。。

●なんちゅう内容の濃いクリニックなのだ。。。普通のクリニックなら大抵「ジャンベのスラップ音は第2間接のあたりから。。。」みたいな部分から入るんですよ。でもそれで音が出せてもそれはそれだけのコトでしかない。本質ってものを探る事をまず考えろ!っていうことですかね。モト取れてるどころか、音楽を演る上でホントに一番重要なことを教えてもらった感じです。それは参加者の皆が口々に言っておりました。ほぼ3時間のクリニック終了後、ウチアゲになだれ込む。ここでもいろんな話を聞けました。んー、ビールが旨い!よし、明日から1から出直しだがね!ヤヒロさんお疲れ様でした!

ヤヒロさん26年のキャリアで初のセルフプロデュース作品です。 オレ、購入者第1号なんですけどこないだサインしてもらうの忘れて、やっとサインしてもらいました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
Yahirocd「ヤヒロ・トモヒロ&オズ・アマレーロス」
vo前田優子をフィーチャーして、全曲ブラジル音楽のカバーをかなりコンテンポラリーなアレンジで演奏しています。参加メンバーは永田利樹b、小幡和彦、鬼怒無月g、中嶋徹p、新澤健一郎kb、岩瀬立飛ds、バガボン鈴木stick他超豪華で書ききれません。ライナーノーツを読むと、ヤヒロさんの修行時代の話なんかも書いてあって興味深いです。「オズ・アマレーロス」とは「黄色い人」って意味なのですが、なんてえのかなー、黄色い人がやるからこそのブラジル音楽への愛、リスペクトがものすごく感じられる好盤です。一気に聴けますよ。全国の新星堂でゲットできますので是非一家に1枚!

2005年4月14日 (木)

2005/4/15(金)中村善郎=ヤヒロトモヒロDuoライブ!

■4/15(金)中村善郎g,vo=ヤヒロトモヒロpercデュオライヴat 郡山PEAKACTION
ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました!さすがのワタクシも席が埋まるまでは心配でビール呑めなかったもんね。感謝にむせび泣いております(ToT)。
Yahiro1中村善郎さんのベルベットボイスに素晴らしいギター、ヤヒロトモヒロさんの色彩感と立体感に溢れる素晴らしいパーカッションワーク。すすすすす素ん晴らしい!プロ中のプロの至芸を目の当たりにしました。
なんか日本人でボサノヴァやってるヒトって、ボサの奇麗な上澄みの部分だけ掬い取ってるヒトが多いような気がするんですが、中村さんのボサはかなりダークな感じがします。これがモノホンのサウダージなのか?サウダージを直訳すると、「郷愁」てことになるのでしょうが、個人的にはそれに「諦念」みたいのものが混じりあった得も言われぬ感情というかそんな感じがします。
Nakamura「まるきり打合せ無しなんですよ。」と軽く言う割りには流石のコンビネーションです。静かに抑えた情熱がビリビリと伝わってきます。中村さん、ヴォーカルも素敵なのですがギターも素晴らしいです。全体のタイム感はゆったりしているのですが一音一音のスピード感は凄い。ヤヒロさんのプレイもイマジネイティヴで素晴らしいです。タッチ、音色、一音のスピード感、展開力、全てがあのレベルで結実しているというのがプロ中のプロたる所以です。。
終演後、中村さんも「。。。ちょっとディープな世界に行き過ぎたかなー?お客さんも喰い付いてくる感じだったんでガンガン行っちゃったんだよねー。」との事。
しかし、この田舎町でアンテナ張ってわざわざあのライヴに足を運ぶ人は相当ディープな人と思いますからね。あれで良いのです!お客さんからも絶賛の嵐でしたね。企画の側としては嬉しい限りです。
Yahiroset八尋さんの楽器群ですが。ジャンベ、ブーガラブー、もう1個小さめの太鼓、ウドゥ(つぼドラム)、カホン、パンデイロetcとバラエティに富んでいます。ウドゥの効果的な使い方は流石です。むかし九段会館で観た「じゃがたら」のライブの時もウドゥでバカウケしていたのを思い出しました。正面にあったマイネルのジェネレーションXのトーマスラング14チャイナと思しき穴開きシンバルもいい感じです。昨日は郡山近辺の打楽器関係者がかなり来ていたのですが、ここまで本格的なブラジリアンスタイルの演奏を観るのは皆初めてだったのでは?
Yahirobirimbau 軽くLASTWALTZでウチアゲ、興味深い話もいろいろ聞くことができました。あっそうそう、中村さんの指、実に綺麗な指なんですよ。まさにアーティストの指、って感じです。蔵王の宿に出発する一行を見送ったあと、ワタクシ、手伝ってくれた日大ジャズ研ダイゴ君、チェロの青木さん、ドラム仲間シンジさんと歓談。2時過ぎ帰宅で死亡でした。
あっいけねえ!八尋さんの初リーダーアルバム「オス・アマーレロス」と中村さんのCDにサインしてもらうの忘れた。(凹)

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